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「殺人の門」読了:小説 

 東野圭吾著「殺人の門」読了。
 思ったより時間がかかってしまった。

 以下、感想…なのかな。長文ではないです。

 思ったより読み終わるのに時間がかかった原因は、まあ十中八九「イライラする」から。主人公の性格が苦手。なんなんだこいつは…と思いながら、読み進め続けるのは結構苦痛だった。
 少年期から中年までの、殺意について展開されていくような、サスペンス的な話なんだけど。ガキの頃から大人になるまで、基本的に主人公があまり成長しないんだよね…。全体としては、悪くなかったかなあ。倉持という人間が出てくるんですが、倉持サイドからの話なら、多分面白く感じながら読めたのではなかろうか。倉持は常人にはわかりにくい思考をしてそうだし。この倉持はキャラがたっていて面白い。善人を装った、カリスマ性のある詐欺的な悪人なかんじ。こいつの為にもう一度読み直したいところなんだけど、そのためにはまた主人公にイライラすることをはじめないといけないと思うと、再読に値するかどうか微妙なところだ。
 ちなみにラストは、一応「衝撃の事実」らしいんだけど、私としては思いっきり予想の範囲内だったので、フツーに終わった印象。むしろ何故主人公が、そういうことにすら思い至らないのかが謎っつーか。そういうシチュエーションでしか結局動けないってことか?うっわ腰抜け、って感じ。いやピーをピーすのが腰が据わってるとか、そういう話とはちがくて。「触ってやっと袋小路だと気づいたの?見て分かることを、何を今更暴れてるのさ」という印象なんですな。いっつもそうだけど。

 まあそんな話。人間の卑怯な弱さ…つっても、これ、いわゆる「善人」にはわかりにくいだろうな。普通に主人公に共感したり同情したりするんだろうから。まあ、そういうのが好きな人にはお勧めできます。あと、「善人」をいじめたくていじめたくて仕方がない…倉持に心理サイドが寄ってるような人(こんな解釈もどーかと思うけど)も、多分楽しめるんじゃないかな。たまに思い出す感覚がなにかなあと思ったら、志賀直哉のなんかの短編でした。タイトルわからんけど、あの情けない主人公がジタバタして終わる短編を長くした読感。つーても私以外にわかるか。
 遠藤周作みたいな人間の弱さの描き方は好きなんだけどなあ。

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