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異化作用と同化作用 

 前置き的なもの。
 カバラ(えーっとユダヤ教の密教みたいなもんです)の知識をかじった時に、「異化作用」「同化作用」というものがぽんと出て来て、かなり理解に苦しんだのです。破壊的性格をもつものは異化作用という解釈ができる、というのはまあわかる。次がわからなかった。絶対愛をもつものは同化作用となる。実は、この絶対愛をもつものは同化作用というキイワードすら、結構調べて悩んで導きだした答え。どうも、この「愛」という奴は他との同一を意味するらしい。ちなみに、なんで愛が他との同一なのよっていうのは、正直いって「そういう気分もあり得るカモシレナイ」程度の理解しかできん。私がストレートにこの言葉を読むと、「なに、つまりこの世には自己愛しかないということか」とかいう話になってしまう。…当たりかなあ。まあ普通は自己愛ありきだからなあ。…自分でいっておいてなんだけど、この答えは気に入らない。

 そういう知識から、こんな雑感が生まれた。
 妊娠とか母性とかを神聖視してる人は、あんまり見ない方がいい文章かもしれない。あと妊娠してる人もやめといた方がいい気がする。
 過激なこと書くつもりはないけど、私への見方が変わるかもしれないですね。隠すまでもなく、もともとこんな人間ではあるんだけど。

 昔から、私には、妊娠並びに出産は、かなりの忌避したいことだった。こんな未熟者が母になんてなれないという精神的な弱さとか。痛みに弱いから、生理痛のウン十倍といわれる陣痛に、ものすごい恐怖を感じるとか。そもそも、自分でないものが自分の中にいるとか、……ものすごく胎教に悪いことを承知でぶっちゃけると、ある種の蜂が、生きている青虫の体内にタマゴを生み付ける事にも似た恐怖があった。というか、「タマゴなら産んでも良い。なんだったらちゃんと温める」とかアホなことを考えることもあった。
 多分それには理由があって、それが「異化作用」。
 私は元々、「自分がわかることは他人もわかる」「自分が感じることは他人も感じる」という幻想があった。いや、今も多分まだある。もちろん論理的にも感覚的にも「それはない」とわかってるから、自分の感じる世界をひたすら異化し続けながら生きてきた。自分と他は別のものであるという事を、強く意識しながら生きてきた人間には、妊娠は落としどころを見つけにくいイベントなわけだ。自分じゃない、いつかそのうち異化するものが、いや、異化されたはずなのに異化されないまま存在があるんだから。

 私は今妊娠中だ。お腹には明らかに自分とは別のものがいる。
 結婚が決まったときから覚悟はしていた。でも、なにぶんデフォで昔から上記のような感覚を持っていたので、自分の覚悟はどこまで通用するのか、精神がどこまで耐えられるのか、かなり不安だった。
 渋々産むとかではないんですよ。ちゃんと伝わるかはわからないけど。そこまでの恐怖があっても、産むんです。私はこの覚悟を、覚悟とも思わずできる人を尊敬する。
 で。妊娠初期の頃の話なんだけど、私につわりはほぼなかった。ごくたまに、「ん、なんか気持ち悪いっぽい気がする、うー」と感じる程度。まともに吐いたこともない。私を昔から知る人はみんな「あんたは妊娠したら絶対つわりひどいと思ってた!」と驚いてた。うん、私もそう思ってた。チビは親思いの子なのだなーと思ってた。しかし、そういう夢も好きなんだけど、もうひとつ妄想がある。
 つわりの原因は、はっきりとはわかっていないそうだ。内臓があんだけがんがんぐるぐるトンテンカンカン赤ん坊用に変わるんだから、そりゃ異変がない方が変だろうと思うんだけど。つまり私は変だったのか。それはさておき。つわりは精神的なものも大いに関係しているといわれてて、私は、異化したい自分が体に送る最後の抵抗なんではないかと思ってる。意識がどうあれ、無意識のレベルでね。そして、私の無意識では、既にもう同化作戦が行われていたのではないだろうか、と。
 私の無意識は結構根性のあるやつで、それを感じるたびに人間て強いなと思う。先ほどもいったけどこれは妄想だけど、私の場合、妊娠と同時に、防衛本能が異化作用に関わるスイッチを切ったのではなかろうか。あると邪魔だから。普通レベルで運用してると、私がぶっ壊れる可能性もあったから。だから、多分私は今、論理的にチビは別の存在であるという認識はしてるけど、根っこの部分では同化の状態なんではなかろうか。そしてそれが愛なのかというと、どうなんだろう。よくわかんない。でも可愛いと思う。ほんとによくわからない。
 でも、変な夢はみるけど怖い夢は見ないもん。絶対見ると思ってたのに。
 妊娠中、いろいろキツいことはあるけど、「こいつのせいで」と思うことが一度もないもん。明らかにおかしい。いやまあ、フツーにチビのせいってわけじゃないんだけどさ。そういう八つ当たり的な感慨もないというか。
 何をもって母性とかいうんだろうなあ。私個人としては、「個の時間がほぼ消えるであろうことは承知の上で産む」時点で、母性が発揮されてるとは思うんだけど、世間的にはもう一息何かありそうだし。まあ、ないならないでいいです。それでも育てる覚悟はあるんだし。

 そんなことを寝ながらぼんやり考えてるわけだ。
 …寝たいなあ。結局一睡もできなかった。昼寝しようかな。

コメント

ひさしぶりだ

はやみの日記にコメントするのはすごく久しぶりだ。

似たような怖れから私はずっと妊娠を先延ばしにしているのだけれど。
途中まで似ているのに、途中から似ていないのがすごい。
似たような怖れを抱いていたのに、心配していたような気持ちにならずにあなたが妊婦をやっていることに感動をおぼえます。
あなたが産んだら私、会社にいてもきっとその場で泣くよ。、

ちょっと昼寝できた。んでもってお久しぶりw

やっぱりあるよね、そーいうの。
まあ、防衛本能は昔から強いみたいだからなあ私。普段は第一壁で止めるところが第二壁で止まった感じかね。
多分、私がすごいというよりも、産まれてくることってすごいんだと思う。とある漫画で、代理親の庇護をもらうために、DNAがその息子と同じ容姿になるように擬態するという話があるんだけど、赤ちゃんって多かれ少なかれそういう特性があるんかもなあ。とか。
そんで、普段だったら、こんな話してたら怖くて怖くて仕方なくていやああああとかなるだろうに、平気だもんなあ。
やっぱり普段とは何か違ってる。そこには確かに感動する。

産まれたら、まずはほっとするだろうなー。そして俯せる!!!これ絶対。

※ものすごいネタバレなことに気づいたので、編集で作品名伏せました。。

そういえば、異化作用オフに伴うのか、集中力と思考力はがったがたになってる。
今あると逆に邪魔なのかな…

「異化作用オフ」っていうのをみてなんかのオフ会だと思う自分がもうダメだと思った。

「異化」っていう言葉、私は笑いの話をしてた時に友達から聞いたことがあるけど、
それと同じ語義なんだろうか?とちょっと疑問に思ったが、
それだけの説明じゃ誰も論じられないよな…
自分でも残念ながらそのくらいしか文にできないくらいあいまいなのだ。

色んな意味で病的なオフ会っぽいな。

笑いとかで使う異化って、デフォルメしたあり切り取ったりetc.で異質化させて、別物として認識する意味での異化じゃないか?顕微鏡で細胞を見せて「はい葉緑素は緑でしたー」っていってる行為みたいなことを指してる気がする。
私がいう異化は、ちょっと宗教的解釈が入ってると思うけど、というかカバラは錬金術ととても近いのでそうなるんだけど、要は意識レベルでの酸化っていえば近いのではないかと思う。
どっちが本来の意味に近いとかはちょっとわからんけど、光合成みたいな現象の方。

とりあえずコメント欄で理解できる話でなさそうなことがわかったw
こんどそういう話になった時にゆっくり聞かせて下され。

ちゃんと私が説明できるくらいに頭回る頃には、時間が足りないみたいな事態になりそうだよw
形にしただけで、自分でも相当乱暴にまとめてる気配はしてるし。まあ何か機会があれば。

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